2013 September

Tokyo

 
 
長かった日本の夏を終えパリに戻る。エールフランスのラウンジは飛行機のインテリアをイメージして いるような小じんまりしたスペースだけれど、アムステルダムのスキポール空港のラウンジはメガホテルのよう。シアターもビジネスセンターも全て巨大で、小 さな私の足ではドリンクサーヴィスも遠い・・・。

 

Paris

 
 
 
ヴァカンスの前にようやく、本当にようやく暖房の工事が終わり、4年以上かかったアパルトマンの改 装も微調整を残すのみとなった。新しいカーテンに架け替えたらお部屋が明るくなったようでとても嬉しい。天井の高い我が家は白いカーテン越しに上から朝陽 が差すので明日の朝が楽しみ。本当に長かった4年間、パリで気に入った場所に、気に入ったアパルトマンを持つのは本当に根気と粘り強さが必要と実感する。

 

Paris

 
 
  久しぶりにパリに帰ってくると、改めてパリの美しさに感動する。税務署に行く、というセチ辛い用事 もこの美しいセーヌ川の眺めですっかり気分が良くなる。来たばかりの頃はセチ辛い用事もなく、セーヌ川に映る夕焼けに感動していた。今はもうそんな時間は 無いけれど、美しい壮大なセーヌの眺めはいつ見ても心がすぅーっとする。  

 

Paris

 
 
  長い長いヴァカンス明け、9月のパリはどこもかしこも大混雑。税務署や免許センターで疲れきってサンジェルマンに戻る。セーヌ川沿いにある美しい画材店Sennelier セヌリエ。1887年の創業以来140年もの間世界中の画家に愛されてきたお店。オーナーのセヌリエ氏とは「サンジェルマンのポートレイト」という写真展でご一緒して以来、サンジェルマンの住人同士という会話。もちろんココでも「ヴァカンスはどこで?」  

 

Paris

 
 
  9月も半ばになるとようやくサンジェルマンの顔も出揃う。我が家の応接間のようなカフェ、もう何十 回「ヴァカンスは?」と聞かれたことか・・・。今晩は久しぶりのJAZZの夕べ。日焼けした懐かしい顔がそこここに。シャンパンを空ける音とJAZZ、サ ンジェルマンそのもののような夜。でも「MOMIは電源だよね?」と、PCを繋いでもらって仕事にいそしむ。みんなが周りにいて自由にして居られる、私に とっては最高に贅沢な時間。  

 

Paris

 
 
  レ・アールの再開発はもうずいぶん進んでいる。私がパリに来た26年前はポール・シメトフ設計の レ・アールのショッピング・センターがとても新鮮に見えてよく出かけていた。この再開発の設計コンペは日本人の建築家もずいぶん参加していて、フランスの コンペらしく「いつものように紆余曲折」・・・の結果、パトリック・ベルジェ案が当選したそう。古い街並みとテーマパークのような現場のコントラスト、コ レも新しい物を取り入れるのが意外に好きなパリらしい眺め。

 

Paris

 
 
友人の陶芸家マダムSのアトリエに、私のチャリティーイベントの打ち合わせに伺う。9月らしい爽やかなお天気の日曜日、さんさんと陽が降り注ぐ気持ちの良いアトリエ。展覧会を目前に控え、さまざまな新しい作品が所狭しと・・・。試作品や色見本などとても興味深い。

 

Paris

 
 
BROANTE ブロカントと呼ばれる古物市。アンティークではなく正に古物が所狭しと並ぶこんな 市が毎週どこかの広場で催されている。偶然なじみのチーズ屋さんに行ったらその前の広場で。若い頃は本当に好きで、よくいろいろなブロカントに出かけてい たっけ・・・。今はもうそんな時間は無いけれど、その頃買った食器や小物入れは思い出の品として今も大切に使っている。

 

Paris

 
 
9月も末になるとマルシェにも秋の気配、いろいろな種類のキノコが並ぶ。たっぷりのパセリとソテー にしてもオムレツの具にしても美味しい。何とも言えない「森の滋養」のような香りもとても好き。この季節になるとブティックのショウウインドウーにもキノ コのモチーフの小物が並ぶ。本格的な冬が来る前のささやかなお楽しみ。

 

Paris

 
 
 
  空港にあるWWF(World Wide Fund for Nature) 世界自然保護基金の募金箱。パリの空港はヨーロッパのハブ空港なのでヨーロッパのいろいろな国の通貨が見える。ユーロになる前はそれぞれ のお国柄が色濃く残る紙幣など興味深かったけれど、今は硬貨の裏面だけが各国独自のデザイン。私自身も旅先で目新しい硬貨を手にする事はめっきり少なく なって少し寂しい・・・。ブラジル旅行で残った硬貨を入れる。

 

Tokyo

 
 
海外の重要なお客様も増えて来て「桐箱」のご要望も多い。母の代からのお付き合いの桐箱 やさんへ。私の日本での最初の展覧会は「桐箱の中にアクササリーが入っている」といコンセプチュアル・アートのような展示で、母の作品である羽子板を入れ る桐箱を見てインスピレーションを得た。まだ25歳だった私は「「妥協する」という事を知らず、帰国するやいなや飛んで行って先代の職人さんに夜遅くまで何度も作り直して頂いた。「あんた頑固だねぇ。いやいや偉いもんだ、モノ作りはこだわんなきゃな!」と納得の行くまで作り直して下さった事を思い出す。

 

Tokyo

 
 
 
東京でOLの友人と会うのは決まって丸の内。来るたびに新しいビルやリニューアルが続き、東京駅もすっかり生まれ変わった感じ。景色の変わらないパリから来るとやっぱり楽しい!高層ビルもビュンビュンと建っていて何だかマンハッタンのよう・・・。

 

Tokyo

 
 
すっかり生まれ変わってリニューアル1周年の東京ステーションホテル。美しい夜のドーム、何となくウィーンの駅を思い出す。

 

Tokyo

 
 
宿泊のお客様が朝食をお取りになるアトリウムを見せて頂く。赤レンガの駅舎の一部が高い天井からのやわらかい光に映えて美しい・・・。

 

Tokyo

 
 
diary index アトリウムの奥にはライブラリーもあってゆっくり本を読んだり、打ち合わせのスペースとしても使えるとか。お仲人の先生の御本を見つけてしばし拝読する・・・。天井からの天然光とソファ周りの人工光のバランス、光の加減がとても心地よくついゆったりくつろいでしまう。 page top

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